春分を迎え、これから日照時間が長くなり、陽のエネルギーも上昇していきます。
春分の養生のひとつに「疏肝理気」という言葉があります。
肝の機能を高めて気の流れを良くするという意味です。
東洋医学では、春には「酸を蓄え、甘みを増す」とよいと考えられており、この時期の食養生としてナツメがよく用いられます。
ナツメは血液に栄養を与え、脾臓の働きを強くします。
そのままでも食べられますが、スープに入れることが多いです。
春は花が咲く季節ですから、気をめぐらせるために花の力を借りましょう。
バラ、ジャスミン、菊、キンモクセイなど香りがするお茶がおすすめです。
体を冷やす性質のあるバラや菊を使うときは、紅茶やプーアル茶などとブレンドすると寒さが中和されます。
組み合わせをいろいろと試すのも楽しいです。
お気に入りの一杯を探してみてください。