寒暖差疲労に温灸


Illustrated by acworks

この数日、ようやくうだるような暑さも一段落し、一息つけるように感じますが、日によっては暑さが戻ったり、朝晩は気温が下がったりで、寒暖差に振り回される時節でもあります。

近年、「寒暖差疲労」がマスコミでもよく話題になりますが、これは寒暖差が大きいことにより自律神経の働きが乱れ、頭痛やめまい、倦怠感、不眠など様々な心身の不調を引き起こすことを指します。

秋はもともとのどの痛みや咳が出やすい季節ですが、新型コロナのオミクロン株にかかるとのどの痛みが出ると言われているので、心配に思われる方も少なくないと思います。

夏バテの体を回復させるのにおすすめなのは温灸です。
大椎と神闕(しんけつ)に温灸をすると、体を守る力がアップします。
首を前に倒すと大きな骨が出てきますが、この骨の下が大椎です。
神闕はおへそです。

YouTube「呼吸器のトラブルに使えるツボ」でも紹介していますが、呼吸器に症状があるとき、毎日、大椎を温灸であたためるとよいです。
呼吸が楽になり、咳も止まっていきます。

食べ物は、利水作用のある食材で解毒をするのがよいです。
YouTube「夏バテ予防にシシトウ」秋の薬膳」でこの時期の体を守るのにおすすめの食材を紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。