新型コロナウイルスの感染が7月から全国で急拡大し、専門家は「流行の第11波に入った」との見方を示しています。
新型コロナウイルスの感染後、一部の方で症状が改善せず長引くこと、いわゆるコロナ後遺症があることがわかってきました。よく知られているものに咳や味覚・嗅覚障害がありますが、胸痛、息切れ、動悸、手足のむくみなど循環器関連症状を訴える方も少なくありません。
循環器関連症状において、有用な生薬のひとつは田七です。
サポニン、フラボノイド、アミノ酸、ミネラル、精油を含む田七は、中国の古書に「補血第一、力があふれる」と記載されるように、血のめぐりに働きかけます。
血液をさらさらにし、中性脂肪とコレステロールを下げるので、漢方では循環器病、心筋梗塞、高血圧、動脈硬化症などに使われます。
サプリメントやお茶の形でも摂取することができ、中国では食材としても用いられますが、田七は「金不換(金でも交換できない)」と呼ばれるほど貴重なものです。価格に惑わされず、信頼できる商品を選ぶことが大切です。
<参照>
■新型コロナウイルス感染症診療の手引き 別冊 罹患後症状のマネジメント第3.0版、2023/10/20
■Dr. Shawkea official blog、田七人参成分が脳卒中患者の自立を促進、2023/7/25
■【YouTube】「田七人参を育てる土」を公開しました