子どもの養生の要は利水


Illustrated by じゃもじゃも

街のイルミネーションも華やかになり、これからクリスマスや冬休み、お正月と子どもたちにも楽しみが多くなります。
ただ、親としては脂っこいものやお菓子を食べ過ぎたり、楽しすぎて夜更かしをしたり、帰宅が遅くなる日が続いて生活リズムが崩れるといったことも気にかかります。

年末年始はご実家に帰られたり、旅行に行かれたりして環境が変わるために、興奮して落ち着かなくなる、眠れなくなる、おねしょをしてしまうなど、子どもがふだんとは違う感じになることがあります。

そのようなときに松がよいです。

東洋医学的に、子どもは「肝気と心気が亢進しやすい」という特徴があります。
熱があるのでイライラして落ち着かず、情緒不安で睡眠障害がでやすいです。
しかし、子どもの熱は本当の熱ではなく、実は陽気不足ということがあります。
温陽活血、すなわち体をあたためて血をめぐらせる働きのあるシベリア産松瘤エキスを使います。

また、「子どもは水の子」と言われるように水が多く、脾虚なので水がたまりやすいという特徴もあります。

子どもの養生の要は利水です。

年末年始は氷の入ったジュースやアイスクリームなどを口にする機会が増え、体の中に余分な水がたまりがちです。
利水を助けるタンポポT-1エキスを使うとよいです。特に胃腸が弱い子どもにはおすすめです。

体の健康を守るものを上手に使って、体調を崩しやすい時期をうまく乗り切りましょう。