紅葉鯛で夏バテ回復


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日本では縄文時代から食され、魚の王さまとも言われる鯛。
兵庫県ではこれから「紅葉鯛」とよばれる秋の鯛が旬を迎えます。

どう食べてもおいしい鯛ですが、早い潮流で育つので身が引き締まった明石の鯛は、地元自慢になりますが、特においしく思います。皮をつけたまま表面だけをさっと焼いてお造りにした「焼き切り」を先日頂きましたが、とてもおいしい一品でした。

鯛は五味のうち「甘味」とされます。淡泊な味ながらおいしさが際立つのは、タウリンやグリシンなどのうま味成分がたくさん含まれているからです。


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魚は東洋医学では補腎の働きがあります。
低脂肪、高タンパクの鯛は「健脾」といって消化吸収機能を助け、夏バテで落ち込んだ体力の回復にも役立ちます。

生存年数は30~40年とも言われ、意外に長生きな魚でもあります。
鯛をたくさん食べて長寿にあやかりましょう。