国家公務員に「出生サポート休暇」を新設


Illustrated by はやせいさお

明治安田生命が発表した2021年赤ちゃんの名前ランキングでは、男の子が「蓮」、女の子が「紬」が1位でした。どの名前も、子どもたちが元気に育っていくようにというご家族の願いが込められています。健やかなご成長を心よりお祈りします。

社会全体で出産、子育てをサポートする一環として、2021年12月1日、人事院が国家公務員を対象に「出生サポート休暇」の新設を発表しました。2022年1月1日から施行されます。

常勤、非常勤ともに年5日を取得でき、体外受精や顕微授精の場合は10日まで取得が可能です。休暇は1時間単位で取得できます。

また、男性の非常勤職員は、配偶者出産時に最大2日、育児参加のために最大5日が取得できるようになり、女性の非常勤職員は、これまで産前、産後休暇は無給でしたが、有給休暇となります。

人事院は今後、地方自治体や企業にも制度導入を促したいということですが、そのためには制度を作って終わりではなく、実際に利用しやすいかどうかがカギになります。今後の運用状況や改善事項にも注目したいと思います。

<参照>
国家公務員に「出生サポート休暇」を新設しました、人事院、2021年12月1日
■出生サポート休暇、来月新設、神戸新聞夕刊、2021/12/4
名前ランキング2021、明治安田生命