春の楽しみの一つは淡路産のわかめです。
普段はゆでられた緑色のわかめが売られていますが、この時期は生の茶色のわかめが店頭に並びます。
地元のスーパーでは茎についたまま売られていて、大きめに切ってみそ汁やスープにすると食べごたえがあって本当においしいです。わかめは大きく切って、ゆでると一気にかさが減るので「入れすぎかな?」と思うくらいたくさん入れることがポイントです。
江戸時代、わかめは昆布とともに漢方の生薬として輸出されていました。
わかめは腸を掃除してくれますので、解毒が必要なこの時期にはぴったりの食材です。胃腸を保護し、体力の回復を促すので各地で産後にわかめを食す伝統があります。
わかめの根元部分のめかぶはわかめの生殖器にあたり、数億もの胞子を作り出しています。土を落とすのは面倒ですが、ここもおいしくいただけます。ぜひ、旬の味を楽しんでください。