中国でもバゲットやクロワッサン、ベーグル、ペストリーは日常的に食べますが、最近、日本のSNSで中華ベーカリーの注目度が高まっています。
お惣菜系のパンとしてユニークな具材には、塩漬けのアヒルの卵があります。黄身が丸ごと入っているものもありますし、ペーストにしたものもあります。アヒルの卵は体を潤して血を補い、心を落ち着ける働きがあります。少量でも味のアクセントになるものに、カラスミや山椒があります。ボラの卵を塩漬けにして干したカラスミには、疲労回復によいとされるタウリンが多く含まれています。旨みや塩気が小麦のおいしさを引き立てます。
果物を使うパンでは、パイナップルやサンザシの餡が入ったパンがあります。パイナップルの酵素はタンパク質の消化を促進するので、お肉を食べるときにはよく一緒に食べられます。夏バテを軽減し、喉の渇きを癒します。サンザシは脂っこいものの消化を助けます。おすすめはナツメ入りのパンです。中国では、鉄と葉酸を補い、貧血を予防するナツメは女性の宝と称されます。イライラや不眠を改善する働きもあります。
淮山(わいさん)や甘草、ウコン、竹炭など、生薬を使ったパンやお菓子もあります。淮山はナガイモのことで、消化機能や免疫力を高めます。
定番の蒸しパンや揚げパンもおいしいですが、中華ベーカリーはバリエーションが豊富なことが魅力です。面白いものを見つけたらぜひお試しください。

