確定申告で慌ただしい時期です。
日本では給与所得で働く方の割合が大きいので、自分には関係ないと思う方が多いですが、不妊治療費は医療費控除の対象になるので、不妊治療をされている方は一度、検討されたらよいと思います。
人工授精・体外受精・顕微受精の費用や卵子凍結保管料はもちろんのこと、医師から処方された薬だけでなく、医薬品と定義されていれば、不妊治療のために購入した漢方薬も医療費控除の対象となります。
さらに、妊娠しにくい体質を改善するための、あん摩マッサージ指圧師やはり師などの有資格者によるマッサージや鍼治療などの施術費も対象になります。
妊娠検査薬・排卵検査薬の費用など医療費控除の対象外となる費用があること、また、助成制度を利用した際はその分の金額を差し引くといった注意点があり、慣れていないと確定申告そのものが面倒だと感じるかもしれませんが、確定申告の期限を過ぎても、医療費控除は5年間さかのぼって還付申告ができます。
不妊治療費は高額ですから、少しでも負担を減らすために使える制度を上手に活用されることをおすすめします。