春の味と言えば、タケノコの木の芽和えです。
木の芽は山椒の若芽のことです。風味があり、とてもおいしいです。
山椒は今の時期、黄緑色の小さな花を咲かせますが、花や実も薬味として使われます。
山椒の漢方的な働きとして、体の余分な水分を排出して、体をあたためる作用があります。
春は晴れたり、降りだしたり、しとしとと降る雨で天気が定まらない日が多いです。
電車や店舗内では早々にクーラーがつき始め、体が冷えて利水がうまくいかないために、アレルギーが悪化する引き金となっています。
この時期、利水を促すために、薬味として毎日、山椒の葉を使うとよいです。
食べすぎると胃で出血するので、使う量は葉を1~2枚程度と少量にしてください。
タケノコだけでなくニラとも相性がよいですし、川魚に醤油とあわせたり、お味噌汁に入れてもおいしいです。
山椒には抗アレルギーと免疫力を上げる働きについての研究もあります。
毎日少しずつ使うので、私は家で山椒を育てていますが、ヒトだけでなくアゲハチョウの幼虫も山椒の葉を好むので、以前、育てていた山椒の葉をすべて食べられてしまったことがあります。
YouTubeで山椒についての動画をアップしていますので、ぜひあわせてご覧ください。