イチョウは中国から伝わりました。
葉の形が鴨の足に似ているので中国語で「鴨脚」と書き、「ya jiao」と発音するのが「イチョウ」と聞こえたことが名前の由来とする説のひとつです。
最近、イチョウ葉エキスが記憶力の減退や認知症によいということで人気です。
イチョウ葉に含まれるフラボノールが毛細血管の血流をよくするからといわれます。
ドイツを中心に研究が進められており、医薬品として使用されている国もあります。
ギンナンは白果という生薬になります。
咳止め効果はよく知られていますが、頻尿を止める働きもあります。
トイレが近い方は炒ったギンナンを食べるとよいです。
ただ、ギンナンには青酸配糖体が含まれるので食べすぎないでください。
子どものおねしょにも使われますが、特に子どもが食べる量は数個にとどめるよう気をつけてください。
<参照>
■柴田松太郎、銀杏の語源、地学教育と科学運動43号(2003年7月)
■粕谷ひかる、イチョウ葉エキスに含まれるフラボノールおよびテルペンラクトンの薬物動態、ファルマシア、2014年50巻7号 p. 692