未婚女性の子ども希望数が初めて2人を下回る


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5年に1度、結婚意向や希望子ども数などを集計する2021年の出生動向基本調査によると、18~34歳の未婚の女性が希望する子どもの人数が過去最大の減少幅を伴い、初めて2人を下回りました。

夫婦の最終的な子ども数は1.90人と過去最低を更新する一方で、子どもがいない夫婦の割合は7.7%と過去最高となりました。

2022年上半期の出生数が40万人を割り、通年でも過去最少だった21年を大きく下回り、初めて80万人を割る可能性があるという推計もあり、少子化の流れが止まりそうにない現状が改めて浮き彫りになっています。

理想とする人数の子どもを持たない主な理由は「子育てや教育にお金がかかりすぎる」「高齢で産むのがいや」とのことです。
ただ、約4割のご夫婦が不妊について心配したことがあり、約4分の1のご夫婦が不妊検査・治療を受けたことがあるとのことで、子どもを持たないとはっきりと決断しておられるわけではないというのが透けて見えます。

子どもはほしいけれど踏み出せない、と迷っておられるのなら、子宝カウンセラーに相談してみませんか。

日本ではカウンセリングがまだ一般的ではありませんが、第三者だからこそ本音で話すことができます。問題点がクリアになり、専門的な観点から意見を得ることもできるので、問題解決の糸口が見つかるかもしれません。

私はさまざまな医療機関で漢方を中心にアドバイスを行っていますが、不妊治療のご相談を受けるなかで、高齢出産に関する不安はやはり多く伺います。
しかし、健康状態は人によって違いますし、年齢だけを理由にあきらめることはないと思うのです。今日が人生で一番若い日です。目の前のご夫婦が少しでも早く元気な赤ちゃんをご家族に迎えられるようにサポートできればと思っています。

<参照>
未婚女性の子ども希望数1.79人、初の2人割れ 21年調査、日本経済新聞、2022年9月9日