スーパーでは旬のおいしい柿が品種もいろいろ出そろい、食べ比べるのも楽しいです。ちなみに今日、10月21日は、日本で最も古い甘柿の品種といわれる禅寺丸柿の日とされます。
秋はのどが乾燥して咳がでやすくなります。柿は潤肺、すなわち肺を潤す作用があり、空咳やのどの渇きをやわらげ、口の渇きを止めます。
今年は早くもインフルエンザの流行期に入ったことが発表されましたが、新型コロナウイルスや百日せきなどの感染症も流行が続いています。柿に多く含まれるビタミンCは強力な抗酸化作用があり、免疫システムの維持とストレスに対する抵抗力を高めます。

出典:農林水産省ウェブサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/38_21_gifu.html)
柿とおすすめの組み合わせは、同じくビタミンCが豊富なダイコンです。ダイコンは胃腸の働きを助け、痰を取り除いて咳を鎮める働きがあります。柿とダイコンのなます和えは、酢の疲労回復や食欲増進の働きも期待できます。
柿には体を冷やす性質があるので、冷えが気になる方は、体をあたためるクルミと和えるとバランスがよいです。柿のクルミ和えは、肺を潤しながら腎を補うので、秋の養生に理想的な組み合わせです。
柿は、実だけでなく、葉やヘタも様々に活用できます。ブログでもご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
■【YouTube】「漢方薬としての柿」を公開しました

