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夏の暑さと湿気で食欲が落ち、疲れがたまり始めた頃ではないでしょうか。
胃腸を助ける食材や薬味を利用して夏バテを乗り切りましょう。
夏に収穫の時期を迎えるカボチャは、東洋医学では甘味で脾胃に入るとされるので、脾胃を補うのにおすすめです。
カロテンとビタミンBが豊富に含まれ、目や皮膚を保護します。
漢方ではカボチャの種も用います。
オレイン酸やポリフェノールが抹消の循環を改善するので、動脈硬化を予防し、冷えや肩こり、利水にも働きます。
夏に脾胃を養うことは秋の健康維持にもつながります。
五行説では各内臓の気は互いに影響を及ぼすと考えます。
秋は肺の季節です。脾胃は五行説の土にあたり、土は金(肺)を生みます。ですから、脾胃を補うと肺が強くなります。
収穫したてのカボチャは水分が多いので、スープやカレー、お味噌汁の具にすると、栄養分も余さず取れるのでよいです。
カボチャで夏バテを予防し、秋の健康の土台を作りましょう。