最近、息切れ、多汗、疲れやすい、やる気が出ないという方が多いです。
これは、東洋医学的には肺の気がたりないことが原因であると考えます。
肺の気がないと、若い人は学校や職場に行きたくなくなり、年配の方は病院に行くのもしんどくて面倒くさくなります。血圧が高いのに病院に行けずに薬を飲んでいないから不整脈が出てふらふらするので、薬剤師が家まで血圧の薬を届けているという話も聞きました。
肺気虚に対する私の第一選択肢は、紅景天です。
チベットの僧は厳しい修行を行う際に、気を強く持ち、体を保つために紅景天を使います。
病後など、痰が出て、息が詰まって苦しいときは、紅景天と三子養親湯がよいです。
呼吸するとヒューヒューと音が出て、眠れないほど苦しいのに、肺をレントゲンで撮影してもきれいだと言われる方がいますが、実は痰が出せていないことがあります。このような方にも紅景天と三子養親湯がよいです。
漢方薬は、近年、原材料の値上がりで品質を確保するのが難しくなっています。
漢方薬を使用するときは信頼できる先生に自分の証に合っているか相談し、品質が保証されたものを使用してください。