中国といえばお茶ですが、最近は地方でも日常的にコーヒーを飲む人が増えています。
中国では少し前に、漢方薬とミルクティーをブレンドした「漢方ミルクティー」が大流行しましたが、コーヒーでも紅景天ラテや枸杞ラテ、羅漢果アメリカーノ、金銀花コールドブリュ―など「漢方コーヒー」が登場しています。
確かに、紅景天には体やこころの疲労をケアする働きがありますが、コーヒーと組み合わせるのは神農本草経の頃には想像もできなかったことです。
漢方だけでなく、ココナッツミルクやロンジン茶、青花椒をブレンドしたコーヒーが、新しいもの好きな中国の若い人たちの間で話題になっています。
中国最大のコーヒー豆産地である雲南省は、プーアル茶の産地でもあります。プーアル茶をブレンドしたコーヒーもあるかもしれません。
中国の若い人たちは東洋医学や養生への関心が高いです。
今はまだ海の物とも山の物ともつかない漢方コーヒーですが、いろいろな試行錯誤の中で、次の100年、1000年後も残るようなものが生まれてきたらおもしろいと期待します。
<参照>
■中国の大都市で「漢方コーヒー」が静かなブーム 若者の健康志向を追い風に、36KrJAPAN、2023年8月13日