『健康プラス -HEALTH PLUS Vol.44 2022』が発売になりました。
今号のテーマは「豊かさのある暮らし」です。
今回、私は「世界的に注目度上昇中 古くて新しい東洋医学」と題してお話しました。
近年、東洋医学は医療における主要な選択肢のひとつになりつつあり、世界各地で東洋医学の魅力が広がっていることはとてもうれしく思います。
最近では体の治療だけでなく精神的サポートも期待されていることから、今回は特に松を取り上げました。松は、漢方薬として鎮痛、抗炎症、関節の痛みに使われることはよく知られていますが、実はこころを支えるのにも強い味方になってくれます。
私が長年、研究している松節には、前頭葉の血流を改善するデータがあり、なんとなく気持ちが晴れなかったり寝つけないときにも使われます。
松節は、松の木が害虫や外傷による傷を治すためにできたコブで、松の自己治癒成分を含んでいます。東洋医学的に「温陽活血」といって、体をあたためて血のめぐりをよくする働きがあるので、体を冷やしてはいけない不妊治療中の方も使えます。
松葉、松かさ、松の実、樹皮など松のいろいろな使い方もあわせてご紹介しています。
ご一読いただければ幸いです。
<参照>
■邵輝、「世界的に注目度上昇中 古くて新しい東洋医学」、健康プラス -HEALTH PLUS Vol.44 2022