『HEALTH PLUS Vol.46 2023』が発売になりました。
今号のテーマは「心煌めく暮らし」です。
今回、私は「においと養生」と題してお話しました。
東洋医学において、においは重要な要素のひとつです。
においは脳の中で原始的な領域である大脳辺縁系に影響を及ぼし、リラックスさせたり生命力を高める力があります。
実は、においの好みは健康状態で変わります。
例えば、気が弱くなっているときはナツメなどの甘いにおいを好みますし、ストレスがあるときは抹茶などの苦いにおいを好みます。
これを利用して、においはさまざまな不調改善にも使われます。
私はこれを応用して、温灸とにおい、さらに色を組み合わせて経絡を活性化する方法を考えました。
アロマテラピー界で世界的に高名なロバート・ティスランドさんや、東洋医学とアロマテラピーを融合させたパイオニアであるガブリエル・モージェイさんも五行とアロマを融合させた方法を実践されていますが、温灸の熱で経絡を開いた後に、個々の体質や症状に応じてにおいと色を使い分ければ、さらにパワーアップできると思います。
記事では経絡とにおいの組み合わせ等も紹介しています。
ご一読いただければ幸いです。
<参照>
■邵輝、「においと養生」、『HEALTH PLUS Vol.46 2023』Vol.46 2023