先日、薬膳のコース料理でハモとナスのみぞれ揚げ出しをいただきました。ハモとナスと大根は、夏の時期の体調管理におすすめの組み合わせです。
ハモは滋養強壮によく、肝の熱を取り除いて目の不調を改善します。ナスは清熱といって体の余分な熱を冷まし、血の巡りをよくする働きがあります。大根は消化を促進して痰を除くので、胃もたれや食べ過ぎ、咳や痰によいとされます。
夏の養生の基本は体の湿熱を取ることです。日本の夏は高温多湿なので体内に湿気が溜まりやすく、むくみや消化不良などが起こりやすくなります。ハモ、ナス、大根はいずれも利水作用があり、体内の余分な水の排出を助けます。ハモの滋養強壮にナスと大根の清熱・利水・消化促進作用が加わることで、夏の暑さで消耗した体力を補いつつ、体に湿熱を溜め込まないバランスのよい一品になります。
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ハモの湯引きの南光梅肉添えや、ハモの皮ときゅうりの酢の物など、ハモはさっぱりとした食材と相性がよいです。食欲のない時でも食べやすいので夏バテ防止にご活用ください。
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