IVF治療中の胚盤胞取得率におけるShawkea DE-T1の効果についての論文を公開


Illustrated by 松本松子

2022年8月4日、IVF-ET (体外受精-胚移植)中の女性の胚盤胞取得率におけるShawkea DE-T1の効果について論文を公開しました。

英ウイメンズクリニックでIVFを行った30 歳以上の患者1014 人を対象に、Shawkea DE-T1を使用したグループ(712人)と使用しなかったグループ (302人)の胚盤胞取得率を1~3カ月、4~6カ月、そして6カ月以上の治療期間ごとに比較しました。

Shawkea DE-T1を使用したグループの胚盤胞取得率は1~3カ月と4~6カ月の治療期間において、Shawkea DE-T1を使用しなかったグループよりも有意に高くなりました(1~3カ月で83.27%と55.31%、 4~6カ月で69.44%と44.44%)。
6カ月以上では両グループの間に優位な差はありませんでした(73.35%と72.46%)。

また、胚盤胞取得までの期間は、患者の年齢が高くなるにつれて長くなりました。
30歳以上35歳未満の患者は1~3カ月間、Shawkea DE-T1を使用することで65.25%が胚盤胞を取得しましたが、43歳以上の患者では19.75%のみが胚盤胞を取得しました。

よって、IVFを受ける女性がShawkea DE-T1を半年を目安に使用することは、胚盤胞取得率を大いに改善すると結論づけています。

日本でもトップクラスの不妊治療クリニックである英ウイメンズクリニックで1,000人以上のデータに基づく研究であり、価値の高い報告であると自負しています。
ぜひご一読ください。

Hui SHAO, Munehiro NAKAMOTO, Yoji YAMAGUCHI, Toshiaki NOZAKI, Xi DONG, Dongzi YANG, Shuang JIAO, Weifen DENG, Shoji KOKEGUCHI, Masahide SHIOTANI,

Effect of different durations of Shawkea DE-T1 administration on blastocyst obtained rate in women receiving IVF-ET treatment: A secondary analysis of a cohort study

04 Aug, 2022

https://assets.researchsquare.com/files/rs-1905199/v1/34fe20e6-8d0a-4da1-8c5d-1ae004f8c684.pdf?c=1659640966