春の不調に少商


Illustrated by しろまるん

春は咳をしている方が目立ちます。
おそらくのどが痛い方も多いのではないでしょうか。

のどの痛みがある時は、親指の爪の根元にある少商のツボマッサージを試してみてください。親指を左右から挟んで強めに押します。
最初はかなり痛いと思いますが、30回くらいもむと痛みが弱くなり、のどの痛みもましになります。

Photo by Vasyl Onyskiv

少商は井穴のひとつで、親指は肺に関連しています。

井穴の「井」は井戸、すなわち水を汲む所という意味をもちます。
私たちは食べ物から気を得る他にも、手をマッサージする、パワーのある石や木に触れるなど、手から気を集めることができます。
自然界のエネルギーは井穴から入りますので、井穴を刺激して詰まりを取れば、体全体の気の流れがスムーズになります。

少商はストレスの軽減にもよいです。

春のもの憂い気分に悩まされている方も、ぜひ少商のツボマッサージを試してみてください。