まだまだ暑さが続く中、みずみずしいトマトがおいしく感じられます。トマトの特徴である赤色はリコピンと呼ばれる成分で、高い抗酸化作用で知られています。肌へのダメージを軽減してくれることから、トマトは「食べる日焼け止め」とも呼ばれます。
近年、リコピンは脂肪燃焼にもよいのではないかということに注目が集まっています。というのは、実験でリコピンやトマト製品を摂取すると血中アディポネクチン濃度が上がると報告されているからです。
アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、血中濃度が高いほど、糖尿病や動脈硬化のリスクが低いとされ、痩せやすい体づくりに重要な働きをするとされます。ですから、ヒト臨床試験の規模はまだ小さいものの、リコピン摂取はインスリン抵抗性の改善や動脈硬化予防に寄与する可能性があるのではないかと期待されています。
トマトのリコピンは、生で食べるよりも、加熱調理した方が吸収率が高くなります。また、リコピンは脂溶性なので、効率よく吸収したいならオリーブオイル炒めやスープなど加熱した調理法がおすすめです。
生のまま食べるとビタミンCを摂ることができます。カリウムを豊富に含むトマトは塩分排出や血圧調整、むくみ防止など夏の健康維持に役立ちます。今日のおやつはぜひミニトマトをつまんでください。


