46歳の女性が自然妊娠で一卵性の三つ子を出産


Illustrated by あきじあまみぃ

米国ユタ州に住む46歳の女性が一卵性の三つ子を出産したと報道されました。

オードリー・ティベリウスさんは、41歳の時に卵子が老化しているため、体外受精を行っても妊娠できる確率は10パーセントだと医師に言われました。実際に3回、体外受精を行いましたが成功しませんでした。

ところが45歳の時に自然妊娠し、2022年3月に一卵性の三つ子を出産しました。

専門家によると、一卵性の三つ子が生まれる確率は2億分の1、そして45歳で一卵性の三つ子が生まれる確率は200億分の1とのことです。

「子宮内膜の状態がよくなかったため、流産のリスクがとても高いことが心配されましたが、自分の体を信じました。数字的にはありえないことで、奇跡という意外に言葉がありません」とオードリーさんは言います。

「こんな奇跡があるから、高齢でも不妊治療をがんばってください」と言いたくて、この話を紹介したのではありません。

4人の息子さんを育てながら三つ子の世話もするオードリーさんは、授乳だけで1日に7時間かかるとのことです。
大変なことしかないだろうと思いますが、7人の子どもを育てることが夢だったと語るオードリーさんの笑顔は本当にすてきです。

そんなオードリーさんの笑顔には、不妊治療に限らず、「やりたいことにチャレンジしよう」と多くの方の背中を押すパワーがあります。

私たちには常識では計り知れない、多くの可能性が開かれています。

<参照>
■Rachel Paula Abrahamson, At 46, woman gives birth to identical triplets: ‘1 in 20 billion odds’ “There’s no way to explain it other than a miracle.”, TODAY, Sept. 7, 2022