厚生労働省が公表しているデータに興味深いものがあります。
グラフから明らかなように、第2次世界大戦前は明らかに1~3月の出生率が高いです。
そして戦後から昭和39年にかけて、1月~3月の出生率は依然として高いものの差が少なくなっていき、昭和45年以降は、出生月による出生率の差がほとんどなくなるという経緯をたどっています。
多くの野生動物においては、生存に適した時期に応じて繁殖期間が決まっていますが、人間は出生月による差はほとんどないと言われます。
しかし、このグラフからは、生活が快適に送れるようになる以前は、ヒトにも妊娠しやすい時期があったのではないかと推察されます。
1月~3月に生まれるということは春から初夏にかけての時期が妊娠しやすいと言えます。
春は多くの命が芽吹き、万物が成長する季節です。
感覚的にも納得できる統計です。
<参照>
■厚生労働省、図3 月別にみた出生率(人口千対)-明治32~平成12年-