目の不調に晴明


Illustrated by barks

最近、電車の中ではほとんどの方が携帯の画面に見入っています。

2023年に行われた携帯電話の音声通話・データ通信に関する調査によると、15~69歳の男女の1週間あたりのスマートフォンの平均利用時間は約20時間で、2019年と比較し、7時間増加したとのことでした。1日あたり約3時間と、かなりの時間になります。目が疲れやすい、目が乾く、目が重いなど、目の不調を感じる方が増えているのもうなずけます。

長時間の使用を控えるのが一番の解決策ですが、とりあえず目の不快感をなんとかしたいというときにおすすめのツボは晴明です。

実は、これは既に皆さんがよくご存じのツボです。と言うのは、目が疲れるとこのように目頭をもむことがありませんか。

Photo by amnaj

ここが晴明にあたります。知らなくても、適切なツボを刺激しているのはおもしろいです。晴明を後頭部の方向にじっくりと押すことを何回か繰り返すと、目がすっきりしてきます。

YouTubeでは晴明以外の目によいツボを紹介しています。

漢方で目をすっきりさせるのに使われるのは菊です。

杞菊地黄丸はドライアイや疲れ目、目の充血など目の不調を改善したいときに用いられます。

薬膳では、菊の花びらや乾燥させた菊花をお茶にすることが多いですが、食材としても利用できます。YouTubeで菊のいろいろな食べ方をご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

<参照>
■馬本寛子、1週間あたりのスマホ利用の平均は20時間、MM総研が調査結果を発表、日経クロステック、2023.09.07