肥満が子宮がん増加と関連している可能性


Illustrated by Yakko

英国がん研究所は2016年の報告で肥満が子宮がん増加と関連している可能性があると警告しています。

研究と治療法改善で近年の子宮がん生存率は上昇していますが、診断される数は増加しています。英国がん研究所のジョナサン・リーダーマン所長は「約3分の1の症例は肥満との関連が見られる」と言い、研究者たちはさらに研究が必要だとしながらも、余分な脂肪から出るホルモンが腫瘍形成に影響する可能性を指摘しています。

肥満を改善することは子宮がんだけでなく妊活においても重要です。肥満改善には普段から食べる量や糖分、脂肪に気をつける必要がありますが、無理のない範囲でおすすめしたいのはプチ断食です。食事を減らすことで細胞活性を高めることができます。月経9~11日の間に3日間程度、果物と野菜をメインにいつもより少なめに食事をとります。

食事のコントロールが難しい方には、漢方では糖の吸収を抑制する桑葉がよいです。食前に使用すれば食後の血糖上昇を抑えます。漢方は個人の体質によって使用するものや量が異なりますので、専門家のもとで使用してください。

<参照>
Obesity behind big rise in womb cancer, Cancer Research UK, 13 April 2016