暦の上でははや立春を迎え、各地で梅のつぼみもほころび始めたようです。
春になると、とても眠くなったり、だるさが抜けないという方が多くなります。
東洋医学ではこれを「春困」といいますが、とても簡単な対策方法があります。
それは、前頭部から後頭部にかけて髪をとかすことです。
できれば、くしは木など天然素材のものがよいです。
中国では水牛の角のくしもよく使われます。
カッサプレートをお持ちの方はこの時期、頭のカッサマッサージをぜひお試しください。
前頭部から後頭部にかけて髪をとかすように、カッサプレートをすべらせます。
頭の真ん中には督脈という重要な経絡が通っています。
春は頭に熱がたまりやすいですが、ここの流れをカッサでよくしてやると、身体全体の陰と陽が調和します。
百会と四神総というツボの刺激にもなります。
百会はエネルギーが入るツボと言われ、ここを刺激すると元気が出ます。
メノウのようなパワーのある石を使うとより良いです。
四神総は精神を調整するので、落ち着かないときにここを刺激すると気持ちがやわらかくなります。
カッサマッサージは気持ちがよいですが、カッサは皮膚の表面を刺激して気の流れをよくするものですので、力を入れずに、こすりすぎないようにしてください。
過去にもこの時期の養生法を紹介しています。
あわせてご覧いただければ幸いです。